空き家処分のポイント

社会問題になっている空き家。少子高齢化社会が進んで空き家が急激に増えています。

空き家が増えると防災や衛生面などさまざまな場面で悪影響を及ぼすため、リスクを防ぐためにもl適切に処分したいところです。

 

>>空き家の主な処分方法は３つ!!

１．無償譲渡

空き家を無償で譲る方法。個人に譲る場合は、物件周辺の地権者や家を探している知人などが候補として挙げられます。

周辺で事業所を持っていたり、飲食店を展開している事業者も、駐車場用地や資材置き場を探していることがあります。

 

ほかにも、一般的ではないですが、自治体に寄付するという方法もあります。公園や自治体施設などで活用してもらいます。ただし、空き家自体が負債として見られることが多く、積極的に寄付与受け付ける自治体の数は少ないことは認識しておきましょう。

 

２．売却

第三者に対して売り渡す方法。不動産売買には、税制上のルールがたくさんあるため、一般的には不動産仲介業者に依頼することが多いでしょう。

 

空き家となっている建物状態によっては、解体して更地にしてから売ることもありますし、古家付きとして建物を残したまま売る方法もあります。

建物自体にニーズがあるか、更地にしたいと売れないかを判断することが大切になります。そのため、周辺地域のマーケットニーズをよく知っている不動産会社に仲介を依頼する方が、自分で相手を探すよりもスムーズになるでしょう！

 

３．買取

不動産に買い取ってもらう方法。開発や再販を行っている不動産は、自社の家を建てられる土地やリフォームなどによって価値を高められる家を探しています。こうした会社にとってもらうのが買取です。

仲介による売却と違うのが、買取価格は売却価格よりも低く抑えられてしまうというところです。その分、価格に納得することができればすぐに空き家が処分できるということになります。

 

適正価格7日の判断基準として一括査定サービスの活用が有用です。

複数の買取会社の価格を比較して、より納得できる空き家処分をしましょう。

 

この３つに加え、もう１つ「空き家バンク」というものがあります。

地方自治体や不動産会社が行っている空き家の売却や賃貸の情報サービスです。

不動産会社が取り扱ってくれないような物件でも譲渡したり売り出したりすることが可能です。

 

>>空き家処分を考えるときに抑えておきたいポイント

［空き家の価値を確認］

無償譲渡や売却、買取のいずれの方法で処分するにしても、処分する空き家の価値を把握しておくことが大切です。

価値をとらえておかないと、特に売却や買取の打診をする際、不当に安い値段で買いたたかれてしまうことになるからです。

 

空き家の価値を測るにはどんな方法があるのでしょうか…

 

『固定資産税の積算根拠』

毎年５月末ごろ、自治体から固定資産税の納税通知書が届きます。通知書には、固定資産税の積算根拠を記した課税明細が記載されています。課税対象となる土地や家屋の一覧と税金の精算根拠となる金額が記載されています。

この精算根拠の金額は、自治体による順で、一般的に建物や土地の価値を示す金額です。

 

『不動産会社の情報』

周辺エリアの今の不動産価格やニーズは、不動産会社がよく知っています。不動産ポータルサイトで近い場所や似ている条件の物件情報から売り出し相場を図ることもできます。ですが、全く同じものではないため、参考の一つにしましょう。

 

『不動産鑑定士に鑑定依頼』

不動産鑑定士は、地域の環境や諸条件を考慮して不動産の有効利用を判定し、適切な地価を判断してくれます。それが不動産鑑定評価額です。

 

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