フルリフォーム(全面リフォーム)の進め方

前回はフルリフォームの費用についてご紹介しました。こちらではフルリフォームの進め方・注意点、費用を抑えるコツなどを紹介します。

 

＞＞フルリフォームの進め方・注意点

［予算とスケジュールに合わせてプランを立てる］

現在住んでいる家のフルリフォームを検討するなら、最初の一歩は見積もりの依頼です。見積もりはトータルコストの高い安いだけでなく、工事内容や提案力なども加味して比較します。契約後、予算に合わせて詳細のプランニングを行って、工事スタートです。工事内容や規模によって変わりますが、例えばマンションのスケルトンリフォームの場合、工事開始から引き渡しまでは3か月程度かかるのが一般的です。

 

［追加工事に注意！］

リフォームの場合、解体してみないとわからないこともあります。解体後に追加工事が必要となるケースも。その場合は、追加工事の必要性について十分に確認をしたうえで、きちんと見積もりを出してもらうようにしましょう。

 

また、追加の補修以外にも、フルリフォームで追加工事が発生するケースとしては、施主側の要望追加によるものも少なくはないそうです。

 

例えば、すべての木工事が終わった後に、棚を増やしたいとなると、その追加工事のためだけに、木工事の職人さんを呼ぶことになり、工事単価はアップせざるをえません。

 

＞＞フルリフォームで費用を抑えるコツ

［優先順位を明確にして、工事内容にメリハリを！］

大規模なリフォームになると、あれもこれもと要望が出てきて費用がかさみますが、リフォームでかなえたい暮らしをしっかりイメージして、優先順位を明確にしておくと、リフォーム費用を抑えることができます。

 

フルリフォーム(全面リフォーム)となると、すべて解体して作り直すのを大前提と考えてしまいますが、既存のものを活用しながら、必要な部分だけ工事を行うこともできます。

 

何を実現したいのか明確にしておくと、譲れない部分と、コストダウンできる部分が見えてきます。費用を抑えたい場合は、優先順位の低いものについてはグレードを見直したり、予算に見合った価格のもので対応することが可能なこともあります。

 

メリハリをつければ予算の範囲で実現できることはあると思うので、まずは優先順位をしっかりとつけて、施工会社などに相談してみるとよいでしょう。

 

［補助金や減税制度を活用する］

省エネ、バリアフリー、耐震といった目的のリフォームの場合、国や自治体の補助金などを活用できるケースもあります。

 

工事着工前の申請が必要な場合もあるので、余裕をもって情報収集を行って、早めに施工会社に相談すると安心です！